社会的な問題やテーマに対する人々の認識や意識、また新商品に対する消費者の反応や評価など、さまざまな目的の調査でインタビューは活用されています。
また、調査だけでなく、入学・入社、さらには昇進といったような選抜試験などでもインタビューが行われているのは、みなさん周知のとおりです。
上記のようにさまざまな場面でインタビューが利用されるのは、情報の獲得やインサイトの理解に大きく役立つためです。
次回からは、特に調査を目的としたインタビューに注目し、タイプ別特長について考えてみたいと思います。
社会的な問題やテーマに対する人々の認識や意識、また新商品に対する消費者の反応や評価など、さまざまな目的の調査でインタビューは活用されています。
また、調査だけでなく、入学・入社、さらには昇進といったような選抜試験などでもインタビューが行われているのは、みなさん周知のとおりです。
上記のようにさまざまな場面でインタビューが利用されるのは、情報の獲得やインサイトの理解に大きく役立つためです。
次回からは、特に調査を目的としたインタビューに注目し、タイプ別特長について考えてみたいと思います。
米国のBrand Amplitude社が08年に実施したファッション、文化、靴に関するオンラインでのグループインタビュー調査の結果を読んでいて、興味深かった点をご紹介します。
対象者はすべて女性。年齢によりグループ分けし、18-24で2グループ、25-49で2グループで実施した調査でした。
そこで、すべての対象者が自分について「忙しい」という形容詞を使っていたそうなのですが、25歳未満の対象者が「busy, fun and happy」と忙しさを明るく表現している一方で、25歳以上の対象者は「tired, stressed, moms」と憂鬱な気持ちを表現していたとのことです。
「同じ形容詞だけど、実は全然違う気持ちから発せられていた」というのは定量調査ではなかなかわからないことです。
定性調査はある意味、「言葉」を「気持ち」に翻訳する調査なのだな、と思いました。
メモとして。
7月21日(木)、「海外で思わぬ落とし穴に嵌ってきた担当者が語る 海外グルイン・デプスインタビューに失敗しないための勉強会」が盛会のうちに幕を閉じました。
お越しいただきましたみなさま、誠にありがとうございました!
今後もこの勉強会はシリーズ化して度々開き、海外での定性調査で誰かのお役に立つための力を、みなさまと一緒に高めていけたらと思っております。
このブログでも、引き続き面白い情報を発信していけるように頑張ります。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
この度、当ブログを運営しておりますWIPジャパン株式会社にて、7月21日(木)、
『海外で思わぬ落とし穴に嵌ってきた担当者が語る
海外グルイン・デプスインタビューに失敗しないための勉強会』
を開催することになりました。
海外定性調査(グループインタビュー・デプスインタビュー)について、
「何にどれくらいの時間をみておくべきか」
「協力先はどのように選定すればよいか」など、
失敗しやすいポイントを中心にご紹介するビギナー向け勉強会になります。
参加者のみなさまのお悩みも気軽に相談いただける会にできればと思っておりますので、奮ってご参加ください!
詳細・お申込は下記URLよりお願いいたします。
http://japan.wipgroup.com/seminar/110721.html
マドリッドに拠点を置くマーケティングリサーチ会社、Arpo Research ConsultantsのPocheville氏によると、マーケティングリサーチで採用される手法として多いのは、定量調査(quantitative research)であるとのことです。
定性調査(qualitative research)だと、やはりグループインタビューとデプスインタビューが中心。エスノグラフィはやや増えてきているものの、それほどまだ浸透してはいないとのことでした。
これは2006年のインタビューにて述べられている内容ですので、その後、この傾向がどうなったか気になります。
メモとして。
AVTAR Human Capital Trustは2009年、インドにおける男性の家事参加について、アンケート、グループインタビュー、デプスインタビューによる調査を行いました。
それによると、男性の約70%が「家庭に関する仕事は女性だけに任せるものではないと強く信じており、家事を手伝う心づもりがある」と回答したそうです。
その一方、57%が育児と介護についての責任は女性が持っていてほしいとも回答しているとのこと。なかなか繊細な感じです。
ちなみに、OECDによる2011年の調査結果では、インドの男性が家事に費やす時間は1日1時間未満という結果が出ており、まだまだ女性の負担が大きいことがわかります。
家事を手伝おう、という気持ちは男性の中に漠然とあるものの、責任を持てるほどではなく、結局携わる時間数は伸びていない…ということなのでしょうか?
数字に表れない心の機微を捉えやすいというのも、定性調査のいいところです。
【参考】
http://www.hindu.com/2009/03/09/stories/2009030955250500.htm
http://jp.wsj.com/Life-Style/node_221678
海外における競合ブランド調査では、定性調査が取り入れられることがあります。競合ブランドの強み・弱みの把握、自社ブランドの参入可能性やポジショニングのための参考として活用されるようです。
競合ブランドの製品/サービスのユーザを対象として、たとえば下記について調査してみるのはいかがでしょうか。
・競合ブランドの製品/サービスをなぜ利用しているのか
・今利用しているブランドから他のブランドに切り替えるときのきっかけや心理
・競合ブランド・自社ブランド・他社ブランドのイメージ
BtoBであればデプスインタビュー、BtoC寄りであればグループインタビューをお勧めします。
最後に、下記の場合はグループインタビューよりもデプスインタビューを採用するのが無難です。
・BtoB調査の場合
BtoBの調査では多くの場合、デプスインタビューが採用されます。
BtoB調査をグルインで実施した場合、対象者は、自社の動向等、あまりオープンにしないほうがいい情報を大人数の前で喋らないよう慎重になってしまうため、結果的に得られる発言の幅がやや狭まることがあるのです。
その点、デプスインタビューは聴き手が1人しかいないので(結果的に多くの人間がそれを聞くことになるとはいえ)安心感があり、対象者がより多く話してくれる傾向にあるようです。
対象者条件が厳しい、あるいは多忙な層を対象者にする場合、下記も利点ということができます。
・場所を柔軟に設定できる
グループインタビューの場合、対象者を複数名リクルーティングして実施しなければならない関係上、対象者1人の都合で場所を変えたりすることはできません。
しかし、デプスインタビューの場合は、たとえば当日、子どもの面倒を見るためにどうしても家を離れることができない対象者が出てきてしまった場合、対象者の家に赴いて実施するということができます。また、電話インタビューに切り替えることもできます。
次に挙げられるのが、
・周りの発言や雰囲気に流されない、個人の意見が聞ける
という点です。
グルインの場合、グループ内に話好きな人がいた場合、グループ内での発言量に偏りが出ることがあります。また、グループ内の雰囲気で、個人の発言が影響される場合もあります。
デプスインタビューの場合は1対1なので、周りの人がどう言っているかに影響されず、「自分がどう思うのか」についての正直な意見をたっぷり得ることができます。